はじめまして、株式会社ゼロプラス代表の大場正樹です。
この度は弊社HPをご覧いただき誠にありがとうございます。
私がものづくりに挑戦する企業の皆様を応援する思いと、
経営コンサルタントとしての「こだわり」をご紹介させていただきます。
私が経営コンサルタントとして独立を決意した理由と前職時代の「2つのエピソード」をご紹介させていただきます。
入社8年目で新工場設立・運営のプロジェクトリーダーとして抜擢された時のことです。それまで私は工場の運営管理の経験はありましたが、工場の立ち上げは初めてでした。
工場は居抜きで購入しましたが、ヒト・モノの手配は未着手の状況でした。居抜き物件のため、生産ラインのレイアウトは改築・改修・増強等で対応できましたが、システム設計や人員の確保、計画の立案から進捗管理などについてはゼロから構築する必要がありました。私はプロジェクトリーダーとして、社内外の関係者と連携を図りながら、迅速な意思決定を心がけ、4ヶ月という短期間で稼働開始にこぎつけることができました。
その後、工場は順調に稼働し、当初は20名規模だった工場は、4年後には150名規模にまで拡大しました。
そこで次なる打ち手として新棟の増設というプロジェクトが承認され、再びプロジェクトリーダーを拝命しました。前回の経験と最も異なる点は、将来構想を織り込みながら工場コンセプトを練り上げるところにあります。現時点の最適ではなく、中長期に渡って会社の利益が最大化する工場コンセプトを心がけました。このように練り上げた工場コンセプトを基に、建物基本設計やレイアウト設計し、ゼネコンや協力業者との折衝を繰り返し最新鋭工場を実現していきました。文字通り、ゼロからのスタートで1つの組織(工場)を作り上げる!製造事業の集大成と言えるこれらの経験は、ものづくり企業経営コンサルタントとしての基礎部分を私に与えてくれた経験でした。
新棟増設プロジェクトが完遂した後、私は設立以来7年連続赤字の海外子会社の再建を担うため中国の子会社に出向しました。当初は、「立て直し不可能では?」と頭を抱えましたが、会社の状況把握と分析を重ねた結果、改善の余地があることがわかり、再建への具体的なプランを作成しました。
そこで、会社再建に向けて、「生産現場の再生」と「仕入改革」による生産性向上、「強みを活かした販売ターゲットの絞込み」による売上拡大に取り組みました。それこそ、現場の清掃から営業同行、財務面では資金繰りまで陣頭指揮をとりました。特に営業面では、当時中国で増加していた半導体部品・太陽電池産業に集中した販売戦略をとるべく、生み出された余剰金を、工場のレイアウト変更や設備改良等に投資し、生産性を4倍に引き上げることに成功しました。その結果、売上高倍増を達成し、7年間連続赤字会社の黒字転換に成功しました。
急速に事業規模が拡大した際に、見落としがちな「資金管理」の重要性を実感すると同時に、どんな状況でもあきらめない精神力が身に付きました。マイナスからプラスへ!ゼロプラスの原点ともいえる経験となりました。
中国の子会社に出向した際、昇龍の勢いの中国企業との競争に対して『無理だ』とか『対抗できない』という日本の製造業関係者の嘆きを何度も見聞きしてきました。
私は【生存競争を諦めることは日本の産業を殺すことだ】と強い危機感を抱きました。私は経験から、日本の中小製造業が持つ技術力、適応力、現場力を活かす《しくみづくり》を実現できれば、【日本の製造業はまだまだ戦える】と確信しています。日本経済を支える中小企業が元気になる《しくみづくり》を実現するために、私は独立を決意しました。これにより、【もっと儲かる会社】を実現するお手伝いをさせていただければと考えております。